一般的には自動車事故により、車の外板に受けた損傷を元の形に復元(鈑金)し、色を吹き付け(塗装)て綺麗な姿に戻す作業のことです。
人間に例えるなら、外科医といったところでしょうか。
修理内容は、小さな傷や凹み~エアバッグが出てしまうほどの大きな損傷まで様々で、一つとして同じ損傷はありません。
そのお車の損傷に応じた修理内容となります。
比較的小さな損傷を例に、受付から引き渡しまでの流れを順を追ってご紹介してみたいと思います。
受付・見積り |
対象車はトヨタ マークⅩジオ。まずは現車を確認。
お車の損傷に応じて見積もり(無料)致します。
画像ではわかりにくいですが、トヨタマークの上に凹みがあります。
ご検討いただき、修理依頼をいただければ、お客様と相談しながら入庫日を決定します。
成約・入庫 |
お車をお預かりして修理スタート。
作業の妨げとなる部品を取り外した後、損傷箇所の形を、ある程度復元します。
今回は引き出し鈑金と呼ばれる手法を用いました。
パテ付け、研ぎ |
ある程度形を整えたら、損傷箇所にパテを盛り付けます。
これを研磨して、損傷前の形を作るわけです。最も腕が問われる作業のひとつです。
中塗り |
形を作り終えたら、サフェーサーという下地材をスプレーガンを使って塗布します。
人間でいうところの、ファンデーション的なもの、と言うとわかりやすいでしょうか?
サフェーサーには、錆止めの効果もあります。
より滑らかな仕上がりにするため、微調整を施します。
上塗り(本塗装) |
いよいよ本塗装です。これも熟練された職人技が要求される作業です。
塗装する部分を下処理して、塗装しない部分は専用の紙やビニールで覆って保護します。
当社は塗装専用ブースを完備しているので、いつでも安定した仕上がりが可能です。
塗料はロックペイント製の低公害タイプを使用(同社標準仕様比30%減)。微力ながら、地球環境にも配慮していきます。
完成、引き渡し |
塗装した部分をポリッシャーなどの専用器具で磨き上げ、新車同様の艶を出します。
外した部品を元どおりに組み付け、最終チェックの後、洗車してお引き渡しとなります。